ウ・ドファン(『朝鮮弁護士』)

INTERVIEW

兵役のため活動を休止していたウ・ドファンが『朝鮮弁護士』(原題)で復帰。待望の最新作がいよいよKNTVで日本初放送となる。それに先駆け、ウ・ドファンの独占インタビューをお届け! 本作で演じる主人公のカン・ハンスは、これまで演じてきた役柄とはまた違った飄々としたキャラクターで、ウ・ドファンの新たな魅力を見せつけている。『私の国』以来となる時代劇を復帰作に選んだ理由とは? 役作りの過程や撮影時のエピソードなどをたっぷりと語ってくれた。

 

『朝鮮弁護士』カン・ハンス役
ウ・ドファン

またひとつ成長した姿を披露できる作品
時代劇に挑戦する怖さを忘れるほどシナリオが面白かった

 

―KNTVで『朝鮮弁護士』(原題)が日本初放送となります。今のお気持ちは?

ひさしぶりにKNTVで僕のドラマが放送されることになって、とてもうれしいです。軍隊の期間、ブランクがありましたが、早くお届けできて、すごくうれしいです。

―演じた役柄をご紹介ください。

カン・ハンスは、簡単にいえば、法で両親の仇を討つ役です。自由奔放で天真爛漫、でも心の底で大きな復讐の計略を練っています。ある意味、すごく徹底しています。

―出演を決めたきっかけは?

再び時代劇に挑戦する怖さはありました。でも、その怖さを忘れるほど、シナリオが面白かったんです。初めて読むスタイルの時代劇だなと思いました。時代劇はどちらかというと静かな雰囲気のものが多いのですが、この作品はとても活気にあふれていて、大胆な感じの役柄だったので、ぜひ演じてみたいと思いました。

―本作は除隊後初のドラマで、『私の国』以来の時代劇となりました。

できれば時代劇はもう少しあとにしようと思っていたのですが、ハンスという役は『私の国』で演じたソノとはまったく異なる人物ですし、『私の国』が好きだった方にもうひとつのプレゼントになると思いました。そして僕にとっても、またひとつ成長した姿を披露できる作品だと思いました。

―これまで演じてきた役のイメージとは異なるキャラクターでした。ハンスのどんなところに魅力がありますか?

内心がよくわからないところだと思います。極端な面があり、どこに行っても問題を起こしますが、ムードメーカーでもあります。そういった部分がハンスの魅力だと思います。

―外知部〔ウェジブ〕という朝鮮時代の弁護士で、台詞も多く、難しい言葉などもあったのではないでしょうか。

撮影前も、撮影が始まってからも、いつも台本を持ち歩いていました。休み時間には常に台本を読んでましたね。長台詞の場面がとても多く、そうしないと覚えられないほどだったんです。何度も繰り返し練習しました。

―台詞はどうやって覚えますか?

撮影中は台本以外のものを見たり読んだりしないようにしています。頭の中に台本だけを入れておきたいんです。そうじゃないと混同してしまいますから。

―ひさしぶりの撮影現場はいかがでしたか?

ひさしぶりに時代劇の衣裳を着ましたが、やっぱり暑かったですね(笑)。でも寒いときはすごく寒いんです。簡単ではないジャンルだと思いました。でも、時代劇を好きな方もたくさんいらっしゃいますし、この作品も気に入ってもらえるだろうとがんばりました。ひさしぶりにカメラの前で演技をしましたが、いつ軍隊に行ったのかと思うほど自然にできました。前と同じでしたね。

―逆さ吊りにされる場面が大変そうでしたが……。

本当に吊されたんですよ。台本を読んだときは面白そうで喜んでいたのですが、実際に撮影に入ったら「ここまでするのか!」と思いました(笑)。もう吊されるのはごめんです(笑)。

―ヨンジュ(キム・ジヨン)の傘に入る場面がとてもきれいでした。撮影時のエピソードはありますか?

雨具を着たはずなのに、中に水が入ってくるんですよ。だから「役に立たない雨具だ」と2人で笑った覚えがあります。雨が痛かったですが、楽しかったです。とても美しい場面になりました。

―この作品の見どころを教えてください。

キム・ジヨンさんやチャ・ハギョンさん、イ・ギュソンさんなど、同世代の人たちと共演しています。そんな僕たち4人、そしてシン・ドンミさんを含めた5人の相性が見どころのひとつでしょう。合わせる時間が必要ないほど、まるで以前にも共演したことがあったかと思うほど、相性抜群でした。

―この作品がご自身に残したものは?

一緒に作品を作った人たちです。共演した仲間や先輩俳優のみなさん、演出家さんやスタッフたちも。おたがいに尊重しあいながら作り上げた作品です。そして、視聴者のみなさんも。思い出に残る作品になりました。

―以前に出演した『シングル男のハッピーライフ』(2023年7月8日にKNTVで放送した#492)ではスキンケアが話題になりましたが、お手入れを始めたきっかけは何ですか?

特にスキンケアをしなきゃいけないと思ったことはないんですよ。ただ、やってみたら、そういう習慣になったんです。「がんばってきれいな肌にしないと」と思ったわけではありません(笑)。ただ毎日することのひとつだと思います。

―日常生活で気をつけていることはありますか?

撮影があれば台本を読むことです。冷蔵庫にも台詞を書いて貼りますし、そういうところしょうか。演技は毎日することですから。そのせいで性格も作品ごとによく変わるんです。だから、まわりの人はたいへんですよね。ハンスを演じたときと今とではまた違いますから。

―最後に、日本の視聴者にメッセージをお願いします。

日本のみなさん、おひさしぶりです。時間がかかりましたが、長いあいだ待ってくださってありがとうございます。これからはそんなに待たせることなく……いや、もしかしたら待たせるかもしれませんけど、そんなに長くは待たせませんので、たくさんの素晴らしい作品をとおして、またみなさんとお目にかかります。『朝鮮弁護士』(原題)を応援してください! ありがとうございました。

Profile ウ・ドファン 우도환
1992年7月12日生まれ。2011年にシットコム『来た来た、マジで来た』でデビューし、『マッド・ドッグ~失われた愛を求めて~』(17)でKBS演技大賞の新人賞を受賞。2020年より兵役のため活動を休止していたが、『朝鮮弁護士』(原題)で待望の復帰を果たした。その他の代表作に『君を守りたい~SAVE ME~』(17)『偉大な誘惑者』(18)『私の国』(19)『ザ・キング:永遠の君主』(20)などがある。

「朝鮮弁護士」インタビューSP
7月25日(火)に第1話先行放送、8月19日(土)に本放送がスタートする『朝鮮弁護士』(原題)で主演をつとめたウ・ドファンに独占インタビュー! ひさびさの撮影現場で感じたこととは? 撮影の舞台裏を語る。
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