キム・ナムギルの何かは残そう
人気俳優が北から南へ韓国を縦断!
多様な人生観に触れるバイク旅行記
俳優のキム・ナムギルが親友のイ・サンユンとともにバイクで韓国を縦断! 人生で抱いた悩みや疑問に答えるため、さまざまな生き方をしてきた小説家や詩人、登山家らを訪ね、その人生観に触れる。旅を通じて垣間見える2人の素顔は必見。心癒されるロードドキュメンタリーをKNTVにて2023年12月7日(木)より日本初放送!
日々の暮らしのなかで感じる迷いや悩み――その答えを探るため、さまざまな生き方をしている「メンター」たちと出会い、その体験談や人生観を聞かせてもらう。そんなバイクの旅に出発するのは、『悪の心を読む者たち』のキム・ナムギル。かつてナレーションを担当したドキュメンタリー番組『アマゾンの涙』のPDと「よい大人とはどんな人だろうか」と話したのがきっかけで、その答えをもらえそうな人たちに会ってみたいと考えたのが発端だという。キム・ナムギルからのオファーで旅に同行するのは『ワン・ザ・ウーマン』のイ・サンユン。北朝鮮との国境に面した江原道の山岳地帯から、韓国最高峰の智異山、済州島まで、2人が韓国の北から南をバイクで縦断する。
ヒマラヤで8本の指を失いながらも10年かけて復活を遂げた登山家のパク・ジョンホン、パルチザンだった父親の人生を回顧する小説『父の解放日誌』で知られる作家のチョン・ジア、都会での生活を捨てて山奥に暮らす詩人のイ・ウォンギュら、2人が訪ねるのは多彩な分野で活躍する人生の先輩たちだ。さらに、陸路がないためボートで配達をする村唯一の宅配業者や、僻地で訪問診療をする医師に同行し、さまざまな土地で暮らす多様な人々の生き方に触れる。ヒャンムン僧侶やマイケル・ライアダン・ジョセフ神父といった宗教人からは含蓄のある話を聞かせてもらい、それぞれの人生に思いを馳せる。そして、「夢がないのが悩み」「大人になるとはどういうことですか?」といったSNSで寄せられた視聴者の悩みや疑問を取り上げ、その答えを探っていく。
旅の途中で寄り道をして地元の人々と触れあう場面も見どころのひとつだ。
軍事境界線のDMZ(非武装地帯)近くにある楊口パンチボウル村は、朝鮮戦争休戦後に民間の出入りが規制されたため自然環境がそのまま残された場所。豊かな自然に囲まれている一方、戦争の痕跡から歴史の一端を垣間見ることになる。また、シレギ(大根の干し葉)のチヂミ、ヨモギで覆って蒸したジャガイモ、摘みたての山菜でつくった天ぷらなど、その土地ならではの素朴ながら滋味あふれる料理をごちそうになったりも。逆にキム・ナムギルがふるまう手料理にも注目。肉選びに失敗したと反省しつつも得意のレシピを披露する。
動物を見つけて少年のような笑顔を浮かべるキム・ナムギルなど、ドラマや映画で見せる表情とはまた違った、等身大の飾らない素顔が満載だ。自分で撮った写真に詩を沿える作品づくりに挑戦したり、寺で座禅をしたり、馬や牛の世話に走りまわったり――いろいろな体験をする2人の姿も必見!
ギア操作を誤って転倒してしまったイ・サンユンをキム・ナムギルが優しく励ましたり、体調の悪いキム・ナムギルを心配してイ・サンユンがマッサージをしてあげたり、おたがいを気遣う様子が随所に見られる。ひとつの傘で歩く姿はまるでカップルのよう(?)。2人の仲のよさが伝わってくる。
韓国各地の美しい風景のなかを疾走する姿を見ているだけでも爽快な気分に浸れることだろう。そして、人生についてちょっと考えさせられる、リアルなドキュメンタリー番組だ。
キム・ナムギルの何かは残そう
2023年12月7日(木)より日本初放送
出演:キム・ナムギル、イ・サンユン
2023年/全6回/MBC/뭐라도 남기리
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