チャン・ソヒ(『魔女のゲーム』)

INTERVIEW

いよいよ『魔女のゲーム』(原題)の本放送が2023年4月26日(水)にスタートする。主演を務めるのは、数々の愛憎劇で熱演を見せてきたチャン・ソヒだ。主人公のソル・ユギョンは、娘を奪われ、復讐に生きる哀しき女性。したたかな野心家でありながら、あたたかな母性をにじませる奥行きのあるキャラクターをチャン・ソヒが巧みに表現している。約5年ぶりに帰ってきた“復讐劇の女王”が役作りや作品の見どころを語ってくれた。

演じながら母性愛を強く実感しました
娘を守る母親の姿を作品に込めています

『魔女のゲーム』ソル・ユギョン役
チャン・ソヒ

 

―KNTVで『魔女のゲーム』(原題)が日本初放送となります。今のお気持ちは?

これまでもKNTVでは私の出演作が放送されたと思いますが、ひさしぶりに日本のみなさんにも作品を通じてご挨拶することができ、うれしいです。この作品もたくさんの方によろこんでいただければと思います。

―出演を決めたきっかけは?

演出を担当されたイ・ヒョンソン監督とのご縁が大きいですね。以前、お仕事でご一緒したことがあり、久々に連絡をくださったので、監督を信頼して出演を決めました。

『妻の誘惑』や『復讐のカルテット』(KNTV放送時『姉は生きている』)など復讐劇に多く出演してきましたが、これまでの“復讐”とはどんな違いがありますか?

今までは主に、心変わりして去っていった恋人への復讐を演じてきましたが、今回は母性を通じた復讐劇です。娘を守るひとりの母親の姿をさまざまな面から作品に込めている点が、これまでの復讐劇とは違う気がします。

―役柄とご自身で似ている点、異なる点は?

私が演じたのは、秘書から大企業の代表の座にまで昇りつめるソル・ユギョン役です。劇中のキャラクターと実際の私は大きく違いますね。ユギョンには冷徹な面があり、復讐のために感情を押し殺すのが上手。でも、私は愉快なことを好む溌溂とした性格です。自分とは異なる役を演じる面白さがあります。

 

©2022-23 MBC

 

―119話という長丁場でソル・ユギョン役を演じるなか、役柄の解釈などに変化はありましたか?

演じながら「本当に母性愛の強いキャラクターなんだ」と感じました。マ会長(パン・ヒョジョン)に貶められ、打ちひしがれながらも、たんなる欲望や復讐のためではなく、大切なものを守るため、強く踏み出していくソル・ユギョンはすごいと思いました。

―長期間にわたる撮影を乗り越えるために心がけていることはありますか?

日日〔イルイル〕ドラマは長いので体力管理が重要です。撮影の合間に体力を回復できるよう努めました。

―この作品の見どころを教えてください。

復讐を成し遂げるために走り抜ける過程で絡み合う感情、特に“母性愛”から沸き起こる感情表現に注目していただければと思います。また、ユギョンは優雅でカリスマ性のある女性なので、衣裳にもとても気を遣いました。時の流れを表すためにヘアスタイルや全体的な雰囲気にも変化を加えています。そんなところもまたひとつの見どころだと思います。

―日本の視聴者にメッセージをお願いします。

韓国ドラマを愛してくださる日本のみなさんに感謝を申し上げます。そして『魔女のゲーム』(原題)もぜひ楽しんでください!

 

©2022-23 MBC

Profile チャン・ソヒ 장서희
1972年1月5日生まれ。幼い頃から子役として活動し、1989年にMBCタレントとして採用される。2002年に『人魚姫』の主演を務め、MBS演技大賞の大賞を含む5冠に輝くなど大ブレイク。『妻の誘惑』(08~09)ではSBS演技大賞の大賞を受賞した。その後も『カッコウの巣』(14)『復讐のカルテット』(17/KNTV放送時『姉は生きている』)など数多くの愛憎ドラマで人気を集め、「復讐劇の女王」と呼ばれる。

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