スホ(『世子が消えた』)

INTERVIEW

KNTVにて2024年6月1日(土)より日本初放送がスタートする『世子(セジャ)が消えた』(原題)は、EXOのスホが時代劇に初挑戦した、韓国でもまだ放送中の話題作。2人の男女のロマンスに、切ない三角関係、そして宮廷に渦巻く陰謀など、さまざまな要素を盛り込んだスリリングな時代劇だ。世子のイ・ゴン役で主演をつとめたスホに、独占インタビュー! 撮影の舞台裏などを語ってくれた。

 

『世子が消えた』イ・ゴン役
スホ(EXO)

いつか挑戦してみたかった時代劇というジャンル
思春期の少年のようにかわいらしい面もお見せします

 

―KNTVで『世子が消えた』が日本初放送となります。今のお気持ちは?

韓国で4月にはじまったばかりですが、KNTVでも6月からスタートということで、日本のファンの方々にもご覧いただけるんだとワクワクしています。

―出演を決めたきっかけは?

時代劇というジャンルにいつか挑戦したいと思っていました。、良い機会に出会ったこの作品は台本が面白くて、キム・ジンマンさんは僕が好きなドラマ『キルミー・ヒールミー』を演出された方なので、この作品も面白くなるという確信があったんです。

―台本を最初に読んだときの印象は?

時代劇としては変わった題材だなと思いましたが、世子をポッサムするというテーマに惹かれましたし、ストーリーがどう展開していくのか気になりました。とても斬新で、面白く読みました。

―演じた役柄をご紹介ください。

世子のイ・ゴン役を演じています。役柄的に威厳やリーダーシップ、責任感が強い面がありますが、それとは逆に、ユーモアや愛嬌、かわいらしさもあります。さまざまな面をもつ魅力的なキャラクターだと思います。

―コミカルな面もあるのでしょうか?

普通、世子や王様にコミカルな面はあまりないかもしれませんが、このドラマでは、思春期の少年のようにかわいらしくて面白い部分もお見せします。ファンの方に楽しんでいただけるのではないでしょうか。

―役柄とご自身で似ている点や異なる点はありますか?

責任感があり、模範的で道徳的なところは似ていると思います。脚本家の先生もEXOのリーダーであるスホを参考にしたとおっしゃってくださいました。異なるのは、保守的な性格でもどかしいところがあるイ・ゴンと違って、僕には豆腐のような柔らかさがある点でしょうか(笑)。

ロマンス時代劇『世子が消えた』で世子のイ・ゴン役を熱演するスホ(EXO) ©Studio Jidam Co., Ltd

 

―ふだんから運動はたくさんしていると思いますが、特別な準備などは?

ボクシングもしますし、ジムにも通っています。アクションシーンは実際に当てるのではなく、相手との間合いが大事なので、現場で何度も確認しながら撮影しました。

―撮影でいちばんたいへんだったのは?

時代劇の言葉遣いで撮影をしていて、日常生活に戻ると、ふだん使わない時代劇のような言葉や四字熟語が多くなりました(笑)。

―もっとも心に残っている場面は?

目隠しをされて連れ去られ、そこから逃げるシーンですね。本当に見えないのでハラハラしましたが、共演したホン・イェジさん(チェ・ミョンユン役)がうまく誘導してくださり、いい演技ができたと思います。それから、アクションシーンがたくさんあったのですが、怪我もなく無事に終えることができてよかったです。

―トソン大君役のキム・ミンギュさんとは初共演ですね。

彼がいると現場が明るくなって、ムードメーカーでした。ドラマでは異母兄弟という間柄なのですが、僕たちは台詞が多くて「今日、どうする(笑)」なんて言ったり。「この長い台詞、2人で分けて言おうか」と冗談も言いながら、仲よくなりました。

―ほかに共演者とのエピソードがあったら教えてください。

時代劇ですが、現代のようなダンスを踊るシーンがあります。世子といつも一緒にいる武士の方(カプソク役のキム・ソルジン)はもともと現代舞踊家で、体を使うことが上手。撮影のときはたいへんでしたが、実際の映像を見ると、うまく撮れていて楽しかったです。

―このドラマの見どころを教えてください。

男女のロマンティックコメディが基本にありますが、その裏には、権力、争い、スリラー要素も含んでいます。そこにある事件が加わって、面白いことが起こっていきます!

©Stream Media Corporation

 

―いつか演じてみたいと思い描いている役柄はありますか?

SFやファタジーに挑戦してみたいですね。 『世子が消えた』では正義感のある役でした。そして前回(ドラマ『ヒップタッチの女王』)は悪役かと思いきや実際は違いました。なので、今度は本当の悪役を演じてみたいです。ファンのみなさんにも、ふだんの僕とは違うイメージの姿をお見せしていきたいです。

―今後の目標は?

音楽も演技も続けながら、多彩なスホの姿をお見せしたいです。玉ねぎのように剥き続けても中身が出てくる、いや、剥けば剥くほどさらに甘い玉ねぎのような、俳優、歌手、アーティストになることが目標です!

―日本の視聴者にメッセージをお願いします。

2024年、あたたかな春のようなドラマがはじまります。たくさんの関心と応援をお願いします!

 

©Stream Media Corporation

Profile スホ〔수호〕
1991年5月22日生まれ。2012年にEXOのメンバーとしてデビューし、2020年にはソロ歌手としても活動を開始。ドラマ『リッチマン~嘘つきは恋の始まり~』(18)『ヒップタッチの女王』(23)、映画『グローリーデイ』(15)『飛べない鳥と優しいキツネ』(18)などで俳優としても活躍し、『笑う男』『ザ・ラスト・キス』などミュージカルの舞台にも立っている。

「世子が消えた」インタビューSP
最新ドラマ『世子が消えた』(原題)で主演をつとめたスホ(EXO)に独占インタビュー! 初めての時代劇で演じた役柄や作品の見どころ、撮影の舞台裏などを語る。

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