1月の映画〈ピックアップ〉
2025年もKNTVではバラエティに富んだ話題作をお届け! リュ・ジュンヨルの巧みな演技と緻密な脚本が見事な『梟―フクロウ―』は史実を基にした斬新なサスペンス時代劇。別れた男女の本音を綴った『もしかしたら私たちは別れたかもしれない』はリアルな大人のラブストーリーだ。高校生と脱北者の心の交流を描いた『不思議の国の数学者』では名優チェ・ミンシクが抑制の効いた演技を見せる。物悲しいスリラー『ディーバ 殺意の水底』と、母と娘の感動物語『母とわたしの3日間』はシン・ミナの主演作。まったく異なる役柄を自在に演じる彼女の表現力の豊かさを堪能することができる。実力派俳優たちの名演が光る珠玉の映画をお見逃しなく!
ディーバ 殺意の水底
2025年1月9日(木)KNTV初放送!
高飛び込みの選手のイヨン(シン・ミナ)とスジン(イ・ユヨン)は、幼い頃から苦楽をともにしてきた親友。しかし実力の差が開き、スジンは引退の瀬戸際に立たされていた。そんなある日、2人の乗った車が崖から海に転落。スジンは行方不明となってしまう。それからイヨンのまわりでは不可解な出来事が起こりはじめ……。
シン・ミナが主演をつとめた恐ろしくも物悲しいスリラー。いったい何が現実で何が幻想なのか? 朗らかな役どころの多いシン・ミナが、恐怖に怯え、次第に壊れていく主人公を鬼気迫る表情で演じる。親友でライバルのスジン役には『インサイダー』のイ・ユヨン。映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』などの脚色を手がけてきたチョ・スレの初監督作品。
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梟 ―フクロウ―
2025年1月16日(木)KNTV初放送!
盲目のギョンス(リュ・ジュンヨル)は御医(チェ・ムソン)に才能を認められ、鍼師として宮廷で働くことに。その頃、清から昭顕世子(キム・ソンチョル)が帰国するが、父である王の仁祖(ユ・ヘジン)と意見が対立する。ある夜、ギョンスは昭顕世子の死を“目撃”してしまう。そのせいでギョンスは追われる身となるが……。
仁祖と昭顕世子の確執という歴史的事実に斬新なフィクションを加え、一級の娯楽作に仕上げたサスペンス時代劇。主演を『LOST 人間失格』のリュ・ジュンヨルがつとめ、ある秘密を抱えた盲目の鍼師という難役を見事に演じきっている。コミカルな演技を封印し、狂気に陥っていく王に扮したユ・ヘジン(『LUCK-KEY/ラッキー』『レッスル!』)の鬼気迫る演技も必見だ。各映画賞で25冠の最多受賞を記録した話題作。
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もしかしたら私たちは別れたかもしれない
2025年1月23日(木)KNTV初放送!
30代を迎えたジュノ(イ・ドンフィ)とアヨン(チョン・ウンチェ)は大学時代からつきあっている恋人同士。公務員試験に落ち続けるジュノを支えるため、アヨンは有望視されていた美術の道をあきらめて不動産会社で働いている。しかし、ろくに勉強もしないジュノの怠慢さに、アヨンの我慢も限界。ついに部屋から追い出した。やがてそれぞれに新たな出会いが訪れるが……。
『恋のスケッチ~応答せよ1988~』や映画『幼い依頼人』のイ・ドンフィ、『ジョンニョン:スター誕生』のチョン・ウンチェという実力派俳優の共演で贈る、ほろ苦く不器用で愛おしい大人のラブストーリー。愛する人が他人になるまで――。倦怠期を迎えた男女が別れたあとに経験するさまざまな感情を描く。淡々と綴られるリアルな男女の本音がしみじみと心に響く。
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不思議の国の数学者
2025年1月30日(木)KKNTV初放送!
数学が苦手なジウ(キム・ドンフィ)は学業不振に悩み、英才ばかりが集まる名門私立高校で居場所をなくしつつある。そんなある日、夜間警備員のハクソン(チェ・ミンシク)と知り合う。ハクソンは正体を隠しているが、実は脱北した天才数学者。ジウはハクソンに数学を教えてほしいとせがむのだが……。
数学の苦手な高校生と脱北した天才数学者、出会うはずのなかった2人が数学を通じて心を通わせる感動のヒューマンドラマ。『ミッシング2~彼らがいた~』で重要な役どころを担ったキム・ドンフィが、挫けそうになりながらも成長していく高校生を自然体で演じる。無愛想だが情熱を秘めた天才数学者には名優チェ・ミンシク。父子のような師弟関係を結ぶ2人の交流が温かな気持ちにさせてくれる。円周率を音符に見立ててピアノ演奏をする名シーンも必見!
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母とわたしの3日間
2025年1月31日(金)テレビ初放送!
天国から3日間の休暇を与えられたポクチャ(キム・ヘスク)は、自慢の娘の姿を見られるのを楽しみにしていた。ところが、アメリカで大学教授をしているはずのチンジュ(シン・ミナ)は、かつて自分が住んでいた田舎で細々と定食屋を営んでいる。いらだつポクチャだったが、チンジュの抱える本当の思いを知ることになり……。
大ヒット映画『7番房の奇跡』『82年生まれ、キム・ジヨン』などの脚本家が手がけた母と娘の感動物語。“国民の母”として慕われるベテランのキム・ヘスクと“癒しのアイコン”シン・ミナが初共演し、葛藤を抱える母娘の愛を描く。死んだ母が娘を訪ねるという設定こそファンタジーだが、後悔する娘にそっと寄り添う母の姿が感動的で、温かな気持ちになれるヒューマンドラマだ。劇中に登場する地味だけれど手間暇をかけた料理の数々も見どころのひとつ。
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2025年1月の映画
1月4日(土) | 愛を歌う花 | →放送情報 |
1月5日(日) | 私の愛、私の花嫁 | →放送情報 |
1月9日(木) | ディーバ 殺意の水底 ※KNTV初放送 | →放送情報 |
1月11日(土) | その日の雰囲気 | →放送情報 |
1月12日(日) | オペレーション・クロマイト | →放送情報 |
1月16日(木) | 梟 ―フクロウ― ※KNTV初放送 | →放送情報 |
1月18日(土) | パーフェクト・バディ 最後の約束 | →放送情報 |
1月23日(木) | もしかしたら私たちは別れたかもしれない ※KNTV初放送 | →放送情報 |
1月25日(土) | レッスル! | →放送情報 |
1月30日(木) | 不思議の国の数学者 ※KNTV初放送 | →放送情報 |
1月31日(金) | 母とわたしの3日間 ※テレビ初放送 | →放送情報 |