イモン～禁断の愛～

独立運動に身を捧げた男女の運命は…
時代を超えて心に響く骨太な歴史ドラマ

日本人のもとで育てられた朝鮮初の女医と、祖国独立のために立ち上がった男。それぞれの道を歩む2人の男女が出会い、激動の時代を生き抜くなかで見つけたものとは――。日本統治下の朝鮮を舞台に、独立運動に身を投じた人々の愛と葛藤を描く歴史ドラマ。イ・ヨウォン＆ユ・ジテが主演をつとめた注目作、KNTVにて2024年7月16日（火）よりテレビ初放送！

イ・ヨウォン＆ユ・ジテの豪華共演

イ・ヨウォンが演じるのは、朝鮮人として生まれながら日本人養父のもとで育ったイ・ヨンジン。朝鮮初の女性外科医だが、もうひとつの顔をもち、やがて時代の荒波のなかに身を投じていく。明るい笑顔の裏に隠した切なる思いとは？　たくましく凛々しいヒロインをイ・ヨウォンが熱演している。

一方、ユ・ジテ扮するキム・ウォンボンは、抗日運動を繰り広げる義烈団のリーダー。仲間思いだが、武力によってこそ独立できると信じ、危険を顧みず作戦を遂行する熱血漢だ。実在した独立運動家をユ・ジテがカリスマ性あふれる演技で体現。その存在感に圧倒的されることだろう。

武力行使をいとわないウォンボンと、テロ行為に反対するヨンジン。祖国を愛しながらも異なる信念を抱く2人の運命が交錯する……。

イ・ヨウォンが凛としたヒロインを熱演！ ©2019MBC

ストーリーを盛り上げる実力派キャストたち

日本人検事のフクダ役には『私を愛したスパイ』のイム・ジュファン。フクダは独立運動を取り締まる側だが、ヨンジンに惹かれ、やがて日本に対して複雑な思いを抱くようになっていく。物語の行方を左右する、奥行きのあるキャラクターだ。難役を見事に演じたイム・ジュファンにも注目したい。

また、『カイロス～運命を変える1分～』のナム・ギュリがジャズ歌手のミキに扮し、もうひとりのヒロインとして重要な役どころを担う。そして、義烈団を執拗に追う刑事のマツウラ役を『餌〈ミッキ〉』のホ・ソンテが演じるなど、名バイプレイヤーたちが脇を固める。

情熱みなぎる独立運動家キム・ウォンボンに扮するのはユ・ジテ ©2019MBC

時代を超えて心に響くメッセージ

脚本は『IRIS―アイリス―』などでスリリングなストーリーテリングに定評のあるチョ・ギュウォン。『師任堂、色の日記』や『カーテンコール』など、歴史を背景にした骨太なヒューマンドラマで知られるユン・サンホが演出を手がけた。大韓民国臨時政府の樹立から100年を記念して制作された作品で、臨時政府の指導者キム・グなど歴史上の人物を登場させ、史実を盛り込んだ物語となっている。単純に日本を悪とするのではなく“軍国主義”を批判する視点をもたせているところが興味深い。忠実に再現された京城（現ソウル）や上海の街並み、モダンなファッションも必見だ。

タイトルの「イモン（異夢）」とは「異道一夢」の略。「同じ夢を見ていれば進む道が違っても必ず会える」というヨンジンの言葉にも表れる、時代を超えて心に響くメッセージだ。

祖国のために命を懸けた人々の強い絆も胸を打つ ©2019MBC

Story
日本が朝鮮を統治していた1920年代、独立を目指す大韓民国臨時政府では理念の対立が激化。武装闘争派のウォンボン（ユ・ジテ）は義烈団を率い、テロも辞さない強硬な独立運動を展開している。1922年のある日、日本人のもとで育ったヨンジン（イ・ヨウォン）は京城で外科医として働いているが、病院内で陸軍少将暗殺未遂事件が起こり、共犯として疑われる。そんなヨンジンを助けたのがウォンボンだった。しかし、ヨンジンは武力行使をいとわないウォンボンを冷たく突き放す。その一方、ウォンボンは臨時政府が送り込んだ密偵「青い鳥」の正体を探っていて……。

イモン～禁断の愛～
2024年7月16日（火）よりテレビ初放送
出演：イ・ヨウォン、ユ・ジテ、イム・ジュファン、ナム・ギュリ、ホ・ソンテ、イ・ヘヨン、チョ・ボクレ、キム・ジュヨン、パク・ハナ
脚本：チョ・ギュウォン（『IRIS―アイリス―』『ポセイドン』）
演出：ユン・サンホ（『師任堂、色の日記』『カーテンコール』）
2019年／全20話／MBC／이몽
©2019MBC