<インタビュー>SUHO(EXO)、初の時代劇「世子が消えた」の役作りなどについて語る「先輩方の作品でシャドーイングをした」
ソウル市内にあるSMエンタテインメント社屋にて、MBNドラマ「世子が消えた」の主人公を演じたSUHO(EXO)のラウンドインタビューが行われた。
初めての時代劇「世子が消えた」を終えることになったSUHOは「時代劇の作品が初めてでもあったが、20部作なので1人の人物の全てを見せられたようで意味深い。まともにアクションするのも初めてで、全ての感情を演じられたのではないかと思う。喜怒哀楽を演じながら、本当に思い残すことなく時代劇作品を楽しめたようだ」と感想を伝えた。
「世子が消えた」は、SUHOが演じる世子ゴンが女優ホン・イェジ演じるミョンユンのために王位をあきらめるか悩む。これに対してSUHOは「脚本家の先生とエンディングについて話をたくさんした。ゴンの性格上、朝鮮の民に対する愛情が深いため、ミョンユンと共に馬牌を持ち歩きながら腐敗した役人を審判し、暗行御史の活動をしそうだと思った」と説明。
さらに、「(実際には)私も悩むだろう。ファンの方々がどんな選択を望むのか気になるし、大事だ。ファンの方々も分かれると思う」と笑いながら「私もよく分からないが、民を守る選択をしそうかな」と笑った。
SUHOは、ゴンの多様な姿を表現するために努力したとし「ひとまず基本的に世子イ・ゴンというキャラクター自体が劇序盤からラブコメ的な要素があった。世子としての重みを持っていることが重要だと思ったし、最初は楽しく消化していったが、逆徒を探し出すために庶家に行って民の人生を見る場面があるので、重みや負担は心の片隅に持っていたようだ。妓房でのシーンでいたずらっぽく『私一人が苦労すればこの国の民が楽になるというのに』ということを言うでしょう。世子としての責任感と負担感を持っている姿の時、重みを持って演技しようとした」と話した。
続けて「衣装や外見的な面においては監督と話をたくさんした。幸いにも髪を伸ばした状態だったので、髪を上げることができた。後ろ髪が出てくるのが好きではない時代劇ファンの方がいるということをよく知っていたが、髪を伸ばしている状態なので満足して結うことができた。初登場から韓服をたくさん着た気がする。私もすごく満足していて、ここまで着なくてもいいようなシーンでも人物の多様な姿を見せたかった。監督が私のことをとても気に入ってくださって、みんなもよく似合うと言ってくださって多様な姿を見せることができたようだ」と言いながらも、恥ずかしがりながら自画自賛して笑いを誘った。
初の時代劇で、20部作をリードしなければならない大作の主演に挑戦することになったSUHOは「SUHOだけのトーン」を作り出すために努力を傾けた。この2年間の時代劇作品は全部見たという。
「初めてこの作品をすることを決めてから2か月程度の時間があったが、その時公演で海外にたくさん行っていた。もともと英語の勉強を熱心にして英語のシャドーイングをしているが、時代劇の準備をする3か月間、英語の勉強を全くせずに新しい言語を学ぶという考えで新しいトーンを作り出すするために、多くの先輩方の作品を見ながらシャドーイングをするようにトーンをまねしてみたり、自分のセリフも言ってみたりしながらSUHOだけの時代劇の演技トーンを作り込んでいった。」
また「色々な大衆の方の反応が気になった。普段は一般的な反応より少し関心を持ってくれるファンの反応でフィードバックを受ける方だ。ファンの方々がずいぶん成熟されて批判もよくしてくださる。でも時代劇なので大衆の反応を見たい気がした。時代劇は実際に朝鮮時代に生きた人が今はいないため、時代劇の演技、トーンを批評するのが極めて主観的だと思った。幸い、ドラマの評価も良かったし、私に対する評価も良かったので、もう少し自分を信じて演技ができた気がする」と率直に明かした。
それならSUHOは「世子が消えた」を終えた今、どんな気持ちだろうか。
「アルバムの作業をしながら、ドラマの撮影をしたが、後悔もなく残念な気持ちもなく、その時は満足していた。終わったら気持ちが一層軽くなった。一つ一つの場面に没頭して撮ったので、見逃したことがないか最後まで緊張を緩めずに集中していたんだと思う」とすっきりした気持ちを表わした。