大作の代わりに中小映画…「NCT」ジェヒョンやキム・ミンジュ、演技ドルのデビュー公式が変わった

大作の代わりに中小映画...「NCT」ジェヒョン→キム・ミンジュ、演技ドルのデビュー公式が変わった

”演技ドル”(演技者+アイドル)の俳優デビューの公式が変わった。数年前まではスケールの大きい韓国内の商業映画やTVドラマでデビューする場合が多かったが、最近は中・低予算映画や実験的なジャンルの映画を初作品に選ぶ場合が増えた。彼らのデビュー作が韓国内主要映画祭などのラブコールを受ける風景もよく見られる。制作会社もしっかりと下ファンダムのおかげで、観客の確保と話題性の二兎を追える演技ドルのキャスティングを喜んでいる雰囲気だ。

【スリラーに挑戦「NCT」ジェヒョン→手話に挑戦「IZ*ONE」出身キム・ミンジュ】

グループ「NCT」ジェヒョンは、去る16日に公開された映画「6時間後君は死ぬ」でスクリーンデビューに成功した。「6時間後に君は死ぬ」は日本の推理小説の巨匠高野和明の同名小説を映画化した中・低予算規模のスリラー物だ。ジェヒョンは誰かの死をあらかじめ知れる市の預言者ジュヌ役を担った。公開を控え去る7月第28回富川国際ファンタスティック映画祭(BIFAN)に招待され好評得ており、ジェヒョンの人気に力を得て海外76か国販売の記録まで立てた。

韓国国内映画でなく海外作品を選んだ場合もある。「WATER BOMB女神」として活躍中の歌手クォン・ウンビは、日本映画人気シリーズ「スマホを落としただけなのに」の3つ目の物語「スマホを落としただけなのに~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」でエージェントのスミン役でスクリーンデビューした。去る7月にBIFAN招待作に選定され、映画祭を通じて観客たちに披露し、11月1日に日本公開予定だ。

去る24日には、「Wanna One」出身パク・ジフンのスクリーンデビュー作である映画「世にも美しいオードリー」が公開した。パク・ジフンはギフン役を担い、母ミヨン役のキム・ジョンナムと親子として呼吸を合わせた。公開後ポータルサイトの評点が9.48点(10点満点)を記録し高評価を受けている。

来月6日には「IZ*ONE」出身キム・ミンジュのスクリーンデビュー作「聴説」が公開される。「聴説」は台湾の同名原作映画をリメイクした映画で、キム・ミンジュは姉ヨルム(ノ・ユンソ扮)の恋を応援する聴覚障害水泳選手の妹ガウル役を担う。去る11日に閉幕した第29回釜山国際映画祭(BIFF)韓国映画の今日ースペシャルプレミア部門に招待され先行公開された。キャラクターのために初めて手話および水泳に挑戦したキム・ミンジュの演技が期待以上だという反応だ。

【対策の代わりにしっかりした中小映画...挑戦の価値があるキャラクターに集中】

演技ドルはこれまで初演技のステージとして韓国内テントプル(高い制作費を投入した大作)映画や、スター監督がメガホンを取るTVドラマを選ぶ場合が多かった。映画「建築学概論」でスクリーンデビューしたスジや、初映画が1000万映画「弁護人」だったイム・シワン、「共助」で初映画に挑戦したユナ(少女時代)などがその例だ。その反面、最近の演技ドルたちは、作品の規模スター監督および豪華キャスティングに頼らず作品を選ぶ傾向にあるという分析だ。

チョン・ジウク映画評論家は、「過去クリスタル(f(x))も『阿鼻叫喚』という映画でスクリーンデビューし、俳優としていい評価を得た。演技ドルの立場では中・低予算絵が出視野を広げるほど彼らが選択する配役の範囲が大きくなるという利点がある。映画製作者と映画祭もまた演技ドルの持つ話題性とファンダムがヒットを保証できる魅力的な要素として作用する」と分析した。

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